11.182021
クミスクチン・・・11/18(木)は琉球料理の日
沖縄には、多くの薬草があります。
中でも沖縄の三大薬草といわれるものは、クミスクチン、ウコン、グァバです。
今日はクミスクチンについて書いてみます。
庭のクミスクチンがきれいな花を咲かせています。
白い雄しべが猫のひげに似ていることから「猫のひげ」(マレーシア語の訳)といわれています。
シソ科の多年草で春と秋にこのような花を咲かせ、一般的に葉または全草をお茶にして利用されています。
クミスクチンにはカリウム、ローズマリー酸が含まれています。
カリウムが非常に多いので、利尿作用や、血圧降下作用があります。余分な水分を輩出するのでむくみを解消し、ダイエット効果があるとされています。
ローズマリー酸はポリフェノールの一種で、糖や脂肪の吸収を抑える効果があります。ニキビや肌のてかりの予防にも効果があります。また抗アレルギー作用や抗炎症作用があり、花粉症やアトピー性皮膚炎などの症状を改善する効果がありとされています。
さらに抗酸化作用も強いので、がん予防、老化防止に良いとされます。
このように、いろいろの効き目があることが沖縄の三大薬草といわれる所以です。
文責 安次富順子
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