3.172022
アーサ・・・3/17(木)は琉球料理の日
アーサ
スーパーや市場できれいな淡い緑色をした海藻、アーサの生を見かけるようになりました。
アーサは一重草と呼ばれるように一重の軟らかい葉を持つ海藻で、磯の香りに加え柔らかな口当たりが特徴で、汁物、酢の物、てんぷらなどに用いられます。
アーサは海岸の岩場に自生しており、春先になると海岸にアーサを採る人たちの姿を見かけます。
岩場の砂などを抱え込んでいることがあるのでよく洗ってから使いましょう。
また養殖も盛んに行われており、海岸のアーサの養殖棚が緑に色付くのもこの季節です。
アーサの養殖は、1985年ごろから行われています。
旧暦の8月15日頃に種付けをし、1月~3月頃に収穫するとのことです。
アーサの生は季節物ですが、乾燥物が一年中出回っています。
乾燥物のアーサ、生のアーサともに美しい緑色を生かして料理が作られますので乾燥物は、光の当たらないところで保存し、色を損なわないように気をつけましょう。
料理としてはアーサに細かく切った豆腐を散らし澄まし汁(別名クマドウフのお汁=細かい豆腐のお汁)は沖縄の代表的な料理です。
ほかに天ぷら、酢の物、寄せ物、ヒラヤーチーやお好み焼きの具、卵焼きなどに使われます。
アーサを料理するときは、よく洗い、よく水気を絞ることが大切です。
文責 安次富順子
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