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「りゅうきゅう」という食べ物・・・2/18(木)は琉球料理の日

「りゅうきゅう」という食べ物(大分県・高知県)

大分県の郷土料理「りゅうきゅう」

大分県には何度か仕事で行きましたが、ホテルでの宴会には「りゅうきゅう」は出ず、巡り合う機会はありませんでした。ある時、駅のお土産品店に「りゅうきゅう(冷凍品)」と「りゅうきゅう」の散らし寿司を見つけたので早速買ってみました。

「りゅうきゅう」とは新鮮な魚の刺身(鯵、鯖、鰤、鯛など)をごま、生姜を入れた甘辛い漬け汁に浸して味付けしたものです。
そのまま食べたり、熱いご飯の上に乗せたり、お茶漬けにしたり、すし飯の上に乗せたりして食べるとのことです。

瀬戸内海に面した大分県は、豊富な魚介類に恵まれ、鯵、鯖、鰯、鰤、鯛、太刀魚など四季折々の様々な魚介類が水揚げされます。もともとは南部沿岸地域で新鮮な魚を刺身に捌いた後の切れ端や、余った刺身を使った漁師たちの賄食や保存食として食べられていたものが、大分県全域に広がり、名物料理になったようです。

「りゅうきゅう」という名前の由来は琉球の漁師が伝えたという説やごまを使うので千利休に由来するという説があるようです。沖縄の立場からすると、琉球の時代に遠く大分近海までたどり着いた漁師が地元の漁師に伝えたという方が、ロマンがあっていいな~と思います。

高知県の野菜「りゅうきゅう」

高知県の知り合いから「りゅうきゅう」という野菜が送られてきました。ハスイモの茎のことで、昔から日常的に食べられた野菜だそうです。ハスイモは芋はできず、クワズイモに似ていて、大きな葉をつけています。「りゅうきゅう」は鮮やかな緑色をしていてシャキシャキとした歯触りが特徴で、茎はスカスカでスポンジのように空洞があります。沖縄で食べられている田芋( ターンム )の茎(ムジ)はアクが強く手に触れるとかゆくなりますが、「りゅうきゅう」も同様です。また皮を引いて使うことも同じです。あく抜きをしたら特に癖はないので酢の物、炒め物、味噌汁などに使われます。「りゅうきゅう」も琉球から伝えられたといわれています。

この「りゅうきゅう」沖縄でも栽培しようと今帰仁村在住の高田勝さんをはじめ、北部農林高校、沖縄美ら島財団、近隣農家により研究が進んでいるようです(沖縄タイムス2020.7.12)

大分県、高知県に「りゅうきゅう」という名の食べ物が存在することは、古く琉球の時代に黒潮に乗って伝えられたのだと思うと、先人たちの逞しさを感じます。

文責 安次富順子

 

 

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