協会の活動

一般社団法人 琉球料理保存協会

         琉球料理保存協会
理事長  安次富 順子
副理事長  松本 嘉代子

沖縄は廃藩置県までの450年間、琉球王国を築き、近隣諸国との交易を盛んに行ってきました。その中で中国と日本の影響を強く受け、独自の文化を築いてきました。特に琉球王国は外交の手段として客人を料理でもてなすことを大切にしてきました。その結果、両国の料理法を巧みに取り入れ、中国料理でもない日本料理でもない独特の料理が生まれました。さらに沖縄の気候風土にうまく適応させ、医食同源の思想が加わり、長寿をもたらした数多くの庶民料理もあります。
王朝の流れをくむ料理と庶民の料理を合わせて料理が琉球料理といいます。この料理文化は他に類を見ない独特のもので、その質と量と味わい深さにおいて、郷土料理というよりはむしろ民族料理というべき価値のあるものです。
2019年5月、『日本遺産に「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な「琉球料理」と「泡盛」そして「芸能」』が登録され、琉球料理への価値と期待は高まっております。
近年その琉球料理の作り方や味の分からない人が増え、琉球料理離れが進み、廃れつつあります。このことに沖縄県も危機感を感じ、琉球料理を普及・保存する活動として、沖縄県認定の「琉球料理伝承人」を育成しました。
琉球料理は意識的に守らなければ廃れる一方です。
これを食い止めるため、2019年1月に「琉球料理保存協会」を設立し、琉球料理保存普及活動をすることになりました。
この会の設立目的は、
1、 伝統的な琉球料理の正しい普及、保存活動
2、 琉球料理人の人材育成および資質の向上
3、 琉球料理、食文化の総合研究
※  「日本遺産」「ユネスコ無形文化遺産登録に向けて」への協力です。

手始めとして「琉球料理の日」(毎月第3木曜日)を設定し、県民の意識を高める活動をします。

 

事務局
〒900-0033 沖縄県那覇市久米1-18-7 沖縄調理師専門学校内
電話・FAX 098-943-2336
E-mail  info@ryouri.ryukyu

 

現在の活動
1 「琉球料理の日」(毎月第3木曜日)を定め、活動する
琉球料理教室を「ほしぞら公民館」で毎月開催
2 NHKで「琉球料理伝承人」による琉球料理紹介の時間放映
3 2019年9月21日(土)琉球新報ホールで「琉球料理伝承人」による料理展示会
(五段のお取り持ち、東道盆、重箱料理、庶民料理、クスイムン、菓子類等の展示 (観覧無料)

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